二重窓が防音に効果的なワケ

今回のご依頼のように、窓からの騒音で悩まれている方は多いです。理由は一般住宅の窓ガラスの厚さは通常5㎜くらいまでです。
立地にもよりますが、何も手を加えていない状態だと、外の騒音は4分の1ほどしかカットされないことがあり、かなりうるさいと感じます。窓ガラス自体が外壁と比べて薄いこと、またサッシの隙間から音が漏れてくることが大きな原因です。

 

これを改善するためには、二重窓を取り付けることが大変効果的です。

なぜ効果的なのかというと。

 

1. 二重窓にすると、窓と内窓(二重窓)の間に空気の層ができることで、音が伝わりにくくなり騒音が軽減されます。

2. サッシも二重にすることで、騒音の漏れてくる隙間を少なくすることができます。

 

弊社の場合は、「騒音が気になる」 という理由のみで二重窓の取り付けを行う方は意外と少ないのですが、施工後、皆さまからよく「静かになって驚いた!」とお声をいただけます。

二重窓は窓枠の調整を行い水平に取り付け

元々の窓は、ヒビや割れなく比較的キレイな状態なので、このまま部屋の内側から二重窓の取り付けを行いました。

しかし、部屋の内側から二重窓用の窓枠を取り付ける際に分かったのですが、床の水平レベルが取れていませんでした。ですので、窓が水平になるように水平レベルの微調整を行い、二重窓を取り付けています。

水平にする事によって窓の動きがスムーズになるのです。

 

窓枠で戸車を調節して、窓自体を傾かせて合わせることも可能ではあるのですが、あまり窓を傾けるとクレッシェント錠の位置が少し離れて合わなくなって、施錠できなくなるなどの不具合が起こることがあるので、この方法は取りませんでした。

あとはスムーズに作業を行い、1日以内に設置は完了しました。

二重窓をつけた後は部屋がとても静かに!

二重窓の取り付け後、実際に窓を閉めてみて、どれくらい道路からの騒音が防音できているかオーナー様と試してみました。

二重窓まで閉めた瞬間から、さっきまで車の音でうるさかったのが嘘のようにとても静かになりました。

お昼に試しましたので、夜間の騒音に関しましては想像の域を出ませんが、取り付け前よりは確実に過ごしやすくなっていることと思います。これから新しくこのマンションに引っ越してこられるお客様にも気に入っていただけると幸いです。

 

防音のために二重窓の取り付けを行いたいというお客様は、ぜひ中尾硝子店にご相談くださいませ。